UVオフセット印刷で表現する高付加価値印刷の一つは、紙だけでなく、蒸着紙、プラスチック系樹脂、ユポなどに印刷が出来るということです。このことは、オフセット印刷の用途を爆発的に広げます。もう一つは、紫外線硬化による速乾性がもたらすインキやニスのバリエーションによる表現です。このことは、表面加工をオフラインでなくインラインで行えるため、その場で表現効果を確認することができます。
ここでは、UVオフセット印刷で表現する最も代表的な高付加価値印刷という擬似エンボス印刷、いわゆるハジキ印刷を紹介します。ハジキ印刷とは、UVインキとUVグロスニスと様々なUVニスとの掛け合わせ方式です。違うニス同士がはじき合う現象によって、多様なエンボス模様ができあがります。それらは、印刷機種、UVランプの種類、UVランプの照射時間、ニスの種類(グロスやマット)と塗布量、印刷物の素材、製版方式など多くの要素があります。加陽印刷では、ここ数年の間に集中的に研究と開発を繰り返してまいりました。商品の種類や用途に応じた「擬似エンボス印刷」を是非お試しください。
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